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浦幌新吉野台細石器遺跡

所在

十勝郡浦幌町字共栄

アクセス

国道38号共栄交差点から浦幌市街方面に0.7キロメートルJR線沿いのところ

概要

 浦幌町字共栄に所在する縄文早期の石刃鏃文化の遺跡。石刃鏃文化の日本で最初の発見遺跡。
 大津村立静内尋常小学校の斎藤米太郎によって1934(昭和9)年に発見され、小規模な発掘調査が続けられた。1941年に土器が発見されたことから「細石刃と土器」の伴出する遺跡として1943年、中央の考古学専門誌「考古学雑誌」33-7に「櫛目紋尖底土器を随伴する細石器遺跡」と題して発表。戦後、この報文を確かめるため、発掘調査が計画され、1950年、北大助教授名取武光と斎藤米太郎の共同発掘が行われ、絡条体圧痕文を口唇部と口頸部にもつ平底土器と黒曜石製の砲弾形の石核から剥ぎ取った石刃の先端部を加工して作った特異な鏃が発見された。この土器は浦幌式、特殊な鏃は石刃鏃と命名され、特異な石刃をもつ文化を石鏃の名をとって石刃鏃文化と呼ぶようになった。
 1951年9月、北海道史跡に指定され、出土品は北大北方文化研究施設が保管している。

お問い合わせ先

浦幌町立博物館
〒089-5614 北海道十勝郡浦幌町字桜町16番地1
電話:015-576-2009 FAX:015-576-2452
E-mail:museum@urahoro.jp

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